特殊位置におけるDisorder解析について

旧掲示板アーカイブ 特殊位置におけるDisorder解析について

  • このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後に管理者により2022年8月13日 at 2:36 PMに更新されました。
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    • #849
      管理者

      はじめまして.東北大院薬に在籍しております山本浩司と申します.最近Yadokariを頻繁に用いるようになった初心者です.

      掲題の件にあります特殊位置におけるDisorder解析についてご教示いただけないでしょうか?
      溶媒分子(2,2,5,5-tetramethylhydrofuran)が特殊位置に存在し,Disorderしております.通常のDisorder解析は行ったことがあるのですが,特殊位置におけるDisorder解析の場合どのように進めればよいのか,分からず止まっている状態です.

      測定パラメータは以下です.
      空間群:P21/c
      格子定数:a = 10.45, b = 30.09, c = 10.81, alpha = 90deg, beta = 113.205deg, gamma = 90deg
      Z value = 4

      なお,対称性をP21 (Z value = 2)に下げて解析を進めた場合,上記の特殊位置の問題は回避できるのですが,最終構造において一部が負の温度因子を示しました.

      お忙しいところ恐縮ですが,特殊位置におけるDisorder解析についてご教示頂けると幸いです.
      よろしくお願い致します.

       山本 浩司  2013/07/12(Fri) 10:49
    • #850
      管理者
      返事が遅くなりすみません。
      一般的に、特殊位置上の分子を取り扱う場合、対称要素によって重なる原子につきましては、占有率を下げて合計の占有率が1になるようにして取り扱います。
      たとえば、鏡面上にある原子、ないし、鏡面によって近接する原子については、占有率を 0.5 に固定とすることで、取り扱うことが可能になります。
      また、必要に応じて、一部の原子座標も固定する必要があるかと思います。

       Nemo  2013/07/29(Mon) 11:20
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