旧掲示板アーカイブ › リガクf2plus.datの読み込みエラー › 返信先: リガクf2plus.datの読み込みエラー
—-+—-1—-+—-2—-+—-3—-+—-4—-+—-5—-+—-6—-+—-7—-+—-8
0 1 0 0.105556E+07 528.202 0.684465E+07 0.987242 1.00000
0 -1 -1 58301.6 179.367 380078. 0.948219 1.00000
0 1 2 0.274621E+07 795.470 0.168454E+08 1.01001 1.00000
0 1 3 476937. 347.569 0.281004E+07 0.955595 1.00000
—-+—-1—-+—-2—-+—-3—-+—-4—-+—-5—-+—-6—-+—-7—-+—-8
をYadokari-XG 2009で読み込んでsample.hklを作成した場合、
Rev. 561では
—-+—-1—-+—-2—-+—-3
0 1 00.105556 528.202
0 -1 -1 58301.6 179.367
0 1 20.274621 795.470
0 1 3 476937. 347.569
—-+—-1—-+—-2—-+—-3
となっていたのに対して、最新版のRev. 588では、
—-+—-1—-+—-2—-+—-3
0 1 01069200. 535.03
0 -1 -161485.37 189.16
0 1 22718992. 787.59
0 1 3499099.5 363.72
—-+—-1—-+—-2—-+—-3
となっていることを確認いたしました。
即ち、Rev. 561とRev. 588では、f2plus.datの読み込みに関して、2点の違いがあります。
一つは、F2plus.datのF2がE型編集記述子で記載されていた場合、Rev. 561ではその実数部のみしか読むことができず、指数部を読み飛ばしていたのに対して、Rev. 588では実数部も指数部も読みとれるようになったことです。
もう一つは、Rev. 561ではf2plus.datのF2とsigF2をそのまま読みとってsample.hklに書き出していたのに対して、Rev. 588では、F2plus.datの右端カラムに記述されている吸収補正因子(ABSF, correction factor)を読み込み、F2をABSFで割った値、sigF2をABSFで割った値をそれぞれsample.hklに書き出していることです。
リガクのCrystalClearが行っている吸収補正が、Yadokari-XG 2009の反射ファイル(sample.hkl)に反映されるようになったということで間違いないでしょうか。
CIFの
_exptl_absorpt_correction_T_min
と
_exptl_absorpt_correction_T_max
の書き方について、
_exptl_absorpt_correction_T_maxはSHELXLの計算値をそのまま採用し、
_exptl_absorpt_correction_T_minには、SHELXLで出力される計算値に、リガクのtexray.infの
/AGNOST ABSAV=1.0037,ABSMIN=0.9446,ABSMAX=1.0954,ABSLS=1.0,
に書かれているABSMIN/ABSMAXの値を掛けた値を記載するべきでしょうか。
お分かりでしたらご教示いただければ助かります。